ジュブナイルはどんな音楽?
こんにちは、Yです!
今回の歌詞の意味を想像しよう!は、amazarashi「ジュブナイル」です。
amazarashi アマザラシ / ねえママ あなたの言うとおり 【CD】
「ジュブナイル」はボーカルの秋田さんの想いがびしびし伝わってくる歌です。
特に、自分探しをしている人・していた人にはぐーっと胸にくると思います。
「ジュブナイル」とあるように、時間軸は少年期。
ぜひ、少年少女時代を生きている人に聴いてもらいたいと思う歌でもあり、
少年少女ではない大人こそ、失ってしまった「ジュブナイル」を取り戻すために聴いてもらいたいなぁと思ったりもします。
ここからは完全に私の想像となりますので、どうかご容赦ください。
ありがとうで満たされないのはどうして・・?
冒頭から考えさせられます。
自分嫌いな少年少女
ありがとうじゃ満たされぬ今日も
とっても個人的な話になってしまうのですが、
私も「ありがとう」と言われて満たされない一人でした。
だからこそ、この歌詞で私は自分が嫌いたっだのか・・?と考えさせられました。
自分嫌いと、ありがとうはどんな関係があるのでしょうか?
私にとってありがとうという言葉は、とても軽く満たされないものでした。
ありがとうっていわれると嬉しい!という友達の考えを聞いて、
とてもうらやましかったのを覚えています。
反対に、満たされる言葉とは、
自分の考えを話して、元気が出たよとか、頑張れる気がする、と言われた時でした。
自分の考えを話して、
肯定してもらえたような気がして、嬉しかった。
これでいいんだと、この考えでいいんだと、どこか安心していました。
満たされない言葉と、満たされる言葉の違いは、
自分の考えを話しているか、話していないか。
だから、自分の考えを話しても、
肯定されなかったあの頃、、、周りにたいして怒りを覚えていましたね。
でもそのあとに、すごく落ち込んで、こんな考えが悪いのか、伝え方が悪いのか、自分が嫌いでした。
そんな自分嫌いって、自信がなかったというんですね。
今まで、なぜありがとうで満たされないのか全然わかりませんでしたが、
自分に自信がなくて自分嫌いだと、ありがとうじゃ満たされないんですね。
とっても個人的なこの話しが、
いつかどこかで、どなたかにとって、お役にたてば幸いです。
本当は肯定してほしいんだ・・
そして、聴かせどころにつながる中盤以降、
自分の異質な考えをもちながらも、本当は肯定してほしい気持ちがみえます。
理解しがたい異質なイデオ はみ出し物の孤独な闘争
虐げられた少年少女 撫でる青痣、ミミズ腫れの頬
それよりも悲鳴上げる心 自分対世界の様相
肯定してもらえない考えは、はみ出し物の孤独な闘い。
あおあざやかすり傷より、痛くて悲しいのは心。
【人間嫌い】っていうより【人間嫌われ】なのかもね
侮辱されて唇噛んで いつか見てろって涙ぐんで
消えてしまいたいのだ 消えてしまいたいのだ
肯定しないお前らなんて、こっちが嫌っているんだって強く思っているけど、
それ以上にお前のことみんな嫌いだってさ、というのはつらい。
侮辱されて悔しいのは、いつか見てろって涙ぐんだりするのは、
自分の考えをいつか肯定してもらいたいから。
すなわち、自分自身の存在を肯定してほしいから、そうでないと自分の存在を消したい。
そんな時にいってほしかった言葉・・・
君が君を嫌いな理由を 背負った君のまま 成し遂げなくちゃ駄目だ
僕は讃える君等のジュブナイル 向こう見ずだっていい
物語は始まったばかりだ
メロディと共に聴いてもらえると、
あの頃の自分のままあでよかったんだ、という過去からの解放、そんな気持ちになります。
嫌いな自分を背負った君のまま、生きていいよと言ってほしかった。
そんな君のまま、前に進まないと駄目だって言ってほしかった。
自分自身でも肯定できない嫌いな部分を、讃えてほしかった。
ジュブナイルとは・・・
このように、自分とは・・?という考えで、
一番揺れ動く、少年少女時代にこみあげてくる気持ちを讃える、
素晴らしい歌だと思います。
2番と最後の聴かせどころも素晴らしい歌詞ですので、ぜひ聴いてみてください。
【関連ページ】