この本がおもしろい!
タイムトラベルのはなし!!
今回紹介するのは『時間の歩き方』というまんがです。
この本がおもしろい!理由をさっそく4つ挙げていきます。
①登場人物の名前がいい!!
かっこいい名前・かわいい名前というわけではなくて、じつは登場人物の名前に『仕掛け』がしてあるんです。
1巻の冒頭ですぐに名前の『仕掛け』は明らかになるのですが、それで終わりじゃない。
物語の節々にイイ感じで『その名前』が出てきて、
それがまた絶妙に物語を彩るんですよね。
②ストーリーの巧みさ!
アイツがソイツだわ。
と推論が立てられてしまうと私は途端に面白くなくなってしまいます。
しかし、それをどうやって持っていくのかが最後の最後までわからなかった!
物語はけっこう絶望的な状況までいってしまうので、ここからどうやってハッピーエンドに持っていくのだろうと最後までどきどきしながら楽しめました!
③”時”は変えられない
”時”を扱う物語の多くは、”時を変える”が前提。
みんな時を変えに時空を超えていくのです。
ところが、『時間の歩き方』の原則は
”時は変えられない”
もはや運命のようなもので、この人が死ぬと決まったらそれは絶対に何があっても変えられないこと。
それを何が何でも助けようとしたら…どうなるか…
それが『時間の歩き方』の物語の始まりでもあるのです。
④もう一回読みたくなる!
時をかけたりする物語は、ここってどうなっているんだっけ…?
と何度も読みたくなってしまう観たくなってしまう傾向があります。
『時間の歩き方』も同じ性質を持っています。
加えて終盤に近づくにつれて次々と解き明かされていく謎たち。
巧みに仕掛けられたエピソード。
最後の章を読むと全てがつながり全てが変わる。
★おまけ:深いいところ
”死”とは時の流れの中でしか起こらない。
ここに書いてみるとそうでもないんですが、『時間の歩き方』を読んでいく中でこのフレーズに触れると、はたと考えさせられます。
いい言葉です。ぜひ肌で感じてほしいです。
最後に、この本との出会いを一つ。
と言ってもなんてことはない。
表紙に一目惚れして買っただけなんですけどね。
※こちら3巻です。
こういう本との出会いが大好きでBOOK・OFFをよく巡っています。
聖地巡礼みたいですね。
『時間の歩き方』もBOOK・OFF(100円コーナー)で出会いました。
ネットでも売ってますが、こういう出会いもなかなか素敵ですよ。
皆様にも素敵なほんとの出会いがありますように!