赤ちゃんとわたしに大ヒット!もいもいどこどこ?

赤ちゃんとわたしに大ヒット!もいもいどこどこ?

今回は、しーちゃん(10か月)とわたしにヒットした絵本を紹介したいと思います。

 

もいもいどこどこ?

これちょっと持ってて!と試し読みの、もいもいどこどこ?を蔦屋書店で手渡したところから、全てが始まりました。

 

ばーばと一緒に、もいもいどこどこ?をペラペラしたり、仕掛け(穴が空いているだけ)をいじったりと、20分くらい遊んでいたようです。

 

飽き性のしーちゃんが20分も見ていたなんて驚き、その金額にも驚きつつ、

カラフルなページを私が気に入り、購入しました。

 

色彩豊かな本に出会えるなんて、プライスレスです。

 

さてさて、新しいもの大好きのしーさまは、家に帰ってからも、もいもいどこどこ?を手に取るのでしょうか。

 

最初は興味を持って、触ってましたが、ものの1分か2分で手を放し、階段を登ったり降りたり…。

まだ、体を動かす方が楽しいみたい。

 

それでもまあ、10か月の子が持つにはちょうどいい大きさで、(本当はもう少し小さいのが良かった)ベビーカーに乗りながら、気分転換に本を読めるのはいいな~と思ってます。

まだ買ったばかりなので、本を持ってのおでかけ話はまた今度。

 

しーちゃんにとっては、可もなく不可もなく、な絵本のようですが、

実はわたしに大ヒット!!!

 

だって、まず、表紙が、もう。

6週目のしーちゃんなんだもん(*’ω’*)♡

 

あの黒いエコーに浮かぶ、ミジンコのしーちゃんに、そっくりで…

これはもう、プライスレス。

 

つづいて、1ページ目が、宇宙に浮かぶミジンコしーちゃん。

宇宙の神秘×生命の神秘×ミジンコしーちゃんなんて、これはズルい。

1ページ目が一番好きかなあ。

 

だいぶ偏った主観だと思いますが、(別のサイトさんでは鳥よけに見えるとおっしゃっておりました)だからこその面白さなんです。

 

絵本の表紙でもわかるように、この抽象さが、様々なように見える、

それはまるでトリックアート。

 

わたしがミジンコしーちゃんに見えたように、鳥よけに見える人がいるように、人の数だけ、見え方があるなんて、想像力を広げれば、何十通りの見え方ができる、何十通りの解釈ができる、

 

こんな自由な本はない!

 

と感動しました。

 

それは、子どもにとっても、いいハズです。

10か月の今はまだ、色が気になる、形が気になる、で十分だけれど、もう少し大きくなったら、しーちゃんはこれ何に見える?これはどういう意味だと思う?

 

と、子どもと会話し、想像を広げながら、遊べる本なんて、本当に出会えてよかった!( ;∀;)

 

対象年齢は0歳~3歳らしいですが、大人になっても遊べるいじょう、しーちゃんにとっては、大人になってからも楽しめる素晴らしい本だと思いました。

 

これからしーちゃんと、もいもいどこどこ?を読んでいくのが楽しみです(*’ω’*)

 

さて、解釈大好き、話すの大好き、宇野木真帆ですので、

ここからは、もいもいどこどこ?の発見を記したいと思いますので、ネタバレ覚悟の上でこの先は読んでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もいもいどこどこ?

 

今回はこの本のテーマを、もいもいがどこにいるかという視点で主に見ていきたいと思います。

 

まずは表紙から。

?の点が〇空きになって、そこから青もいもいが見えているのがいいですね。

しかも隠れるように全体が見えないのがまたいい。

これから探していくんだよ~という提示になります。

 

そして1ページ目が、宇宙に浮かぶ赤もいもいと、青もいもい。

その赤青もいもいに注目したまま、ページをめくると、二匹がいなくなってしまいます。

そのいなくなった後の所に、どこどこ?という文字があるのは素晴らしいですね。

おそらく、子どもの視点が一か所にくぎ付けになるからだと思います。

わたしたち大人は、条件反射として、ページをめくると、必ず、めくったページの裏を見てしまうので、そうすると、もいもいが変な形になった、という解釈になります。

子どもの視点と大人の視点で、もいもいがいなくなったと、もいもいが変形したという二つの見方ができて、とても面白いです。

 

そして、1ページ目でもいもいだと思って見ていたもののは、2ページ目で、全然ちがうものだったことに気が付きます。

ちなみに2ページ目にちゃんと青赤もいもいはいます。

 

3ページ目は、白にカラフルな模様のわたしの好きなページです。

このままプリントアウトして、ワンピースにしたいくらい。

だよね~と子どもに話しかけられるのも、発想の自由な抽象的な本である特権かと思います。

 

このページには穴が空いていて、よく見ると、赤青もいもいらしき目があるんですよね。

そして次のページを見ると、青もいもいだと思っていたのは、赤もいもいのしっぽの先の模様!

赤もいもいだと思っていたものは、青もいもいの目だったのです!

青もいもいの目は赤だったんですね。先入観にやられました(笑)

 

そして面白いのが、この3ページ目の中に、もいもいがいる気がすること。

これはしーちゃんが指さして教えてくれたので、10か月の洞察力にビビリ散らしているのですが、ピンクときいろの〇の周りが、うっすら勾玉、ミジンコ、みたいになっていて、もいもいがいるんです!!

何か発見するぞーと、2、3日血眼になっていた私でも、分からなかった。

おそるべし10か月。侮れない10か月。

 

しーちゃんにヒントをもらって、〇のものをよーく見てみると、右ページの上の方にある青い〇の周りにももいもいがいる気がしたんです。

でも、そんなこと言って、他の〇も見ていると、なんだか、それにももいもいがいる気がして、もはやもいもいマジックにかかってしまったような、目の錯覚?に陥りました。

たかだか見開き2ページでめっちゃ楽しめます(笑)

 

それから少し飛ばして、緑のページ。

よく見ると、赤もいもいのしっぽが、はーい!の5本指になっているんですね。

そういう細かさ大好きです。

 

あとは、お顔のページの両目にうつるもいもいは、赤もいもいの目と、しっぽの模様なんですよね~。

〇空きから見えている部分は、もいもいのどこが見えているのかな?

という視点で見ると面白いですね。

ちなみに、わたしはこの両目からひとさし指と中指を出して、めっちゃ爆笑した、しょうもない人間です…(笑)

しーちゃんもいつか、この面白さが分かるようになるといいな…。

口からひとさし指を出して、舌をペロペロさせるのも面白い(笑)

 

次のページの、やぁ!の目になっているのも面白いですね。

前のページでは、茶色と黒の〇が目になるとは思いませんでした。

 

最後の、もいもいみーつけた!では、空いたスペースから、初めて青赤もいもいの姿が全部見えた時です。

 

そして最終ページをめくると、たくさんのもいもいが出てきて、けっきょくは、最初から見ていた二匹のもいもいは、どれか分からなくなってしまう。

最後の段階でも、もいもいどこどこ?という終わり方なのかな~という見解になりました。

 

ここまで見ても、まだ謎は多く、白地のページの数字の意味や、ぷーというおならの意味とか、意味があるような、ないような、そんなことを考えていては、時間がもったいない!というようなことが、子どもにとってはとても大事なことだと感じます。

 

意味のあるなしを天秤にかけて、時間がもったいないなんて考える、そんなこといつから思い始めたでしょうか。

中学生の頃は、まだそんな時間に追われていなかったと思います。

たぶん、高校生の時も。

大学生の時は時間がいっぱいあったから、わたしが確信しているのは、社会人になってからでした。

 

子どものころから、時間に追われないでほしい。

それは、朝早く起きなさいとか、ご飯早く食べちゃいないなさい、ということではなくて、大人から見たら無駄に思えることもやってほしい、ということ。

それは経験になるから、というのが一つと、もう一つ大切なことが。

 

それは、のびのびとした時間を知らない子は、時間の大切さを体感で知ることができないから。

突き動かされる衝動は、いつだってライブ感、体で感じたこと。

ずっと忘れられないでいることは、体で感じたこと。

体で感じることは、何より大切なことだと思っている。

だから、無駄に思える時間を体感することは、何より大切なことだと思っている。

 

ずっと時間に追われてきた子は、もいもいどこどこ?を読んで、のびのびとした時間を体感してほしい。

それは一見すると、何の役にも立たない、ただ答えのないことをこねくり回しているようなことだけど、それを体感することは、イメージとは違うことだってあると思う。

 

そしたらきっと、時間の大切さを、もっと深く感じることができるんじゃないかな。

 

いろんなことを感じて、いろんな答えを出していく。

 

だから、人の数だけ答えがある。

 

だから、人の数だけもいもいもある。 

 

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