赤ちゃんとアトピー

赤ちゃんとアトピー

自分の子がアトピーだなんて、本当にショックでした。

どうやって治そうか、ステロイドは副作用がこわい、でもこのままずっと、肌がゾウみたいに硬かったり、お腹一面が、赤いまだらになっているのもかわいそうで、病院へ行きました。

アトピーであることは他人事にはなれず、我が子のアトピー記録を残しておくことで、同じ思いをしている方の役に、もしもなるのであれば、と思い記しました。

 

この記事には、医師の診察が含まれますが、絶対にまねをしないでください。それは我が子のことであり、全ての子供に当てはまるわけではありません。

また、記憶違いもありますので、ご参考程度にしていただければと思います。

 

2020年3月24日(2か月2週)

顔や頭が乾燥してカサカサ、頬に赤みがではじめる。

額の引っ掻き傷や、頭や耳の掻きむしりはかゆかったのかもしれない。

顔を左右に服へこすりつけるのは、眠いのもあったのかもしれないが、これもかゆみのサインだったのかも。

寝起きはいつも頭をかいていた、のは、くせではなく、かゆかったんだと今なら思う。

 

2020年3月26日(2か月2週)

ジョンソンローション+ベビーワセリンを塗っても良くならず、かわいそうになって小児科へ連れていく。

診断されたのは、乳児湿疹。

市販のローション(成分表示があるもの)は使わないように、とのこと。

ステロイド(キンダベート)を処方してもらった。顔に1日2回とのこと。

 

2020年3月27日(2か月2週)

キンダベートが効いて、顔がつるつるになった。赤みもひいた。

 

2020年4月5日(2か月2週)

顔の肌がゾウの足みたいに硬くなってきた。また少し頬も赤くなってきている。さらには、お腹一面が赤くまだらになってきて、小児科へまた相談へ行こうと思った。

 

2020年4月7日(2か月4週)

病院へ行ったら、ステロイドのレベルが上がって、リンデロンという薬を処方してもらった。ステロイドを塗るのは顔だけで、お腹は様子をみることになった。

 

2020年4月9日(2か月4週)

前のように、顔の赤みがすぐ引かなくなった。目はこすって、まわりがカサカサになる。頭はひっかき傷だらけで、ミトンが手放せない。

状態が良くならないので、もう一度小児科へ行こうと思う。

 

2020年4月14日(3か月1週)

里帰りをしたので、病院が変わった。(くぼしまこどもクリニック

アレルギー専門といわれる心強い病院だった。

先生は30分にわたって、しっかり話しをしてくださり、印象に残るものが多かった。

0歳ではじめれば90%治るという言葉を信じて、中学生では0%という言葉に、旦那の顔が浮かんだ。やっぱり、肌のことは、赤ちゃんのうちから気にかけて良かったんだと思った。

ステロイド(ロコイド)は全身に塗ることになった。足の甲から、おまた辺りは除いて、頭皮にまで全部。1日3回。

ただし、手を洗ったら薬が落ちるように、落ちてしまったところには、何度でも塗るようにとのこと。

塗り方は、べたっと。お母さんも全身を塗るのは大変だから、雑でいいからね、と言われる。やさしい…(:_;)。

大切なことは、塗ったか・塗ってないか、なので、薬の厚みは関係ないらしい。

ミトンがNGになった。頭が血だらけになるが、脳の成長の方が大事だと言われる。正直、成長は遅くなってもいい。傷だらけになるほうが、肌に悪いんじゃないか、それに見るに堪えられない、と思っていた。でも、肌のことは先生の方がわかってるし、見るに堪えられないのは、わたしの問題だから、ちゃんと言うことを聞こうと思った。(私が食い下がったのもあって、3日間はミトンをして良いことになる)

それから、お風呂もNG。アトピー=乾燥肌であるがゆえ、熱いお湯につかっていると、あぶらが全部落ちちゃうんだとか。

ということで、全身シャワーになる。せっけんは使う。泡のものを。

最後に、これからのアレルギーを予防するということで、私の食事から牛乳と卵が消えた。(完全母乳のため)

それに付随する、食べてはいけない食べ物一覧をもらった。やさしい…(:_;)

よーし、これから二人で頑張るぞ!

 

2020年4月15日(3か月1週)

全身ロコイドで、まるっとつるつるになった。

顔はあれだけ硬くなっていたのに、ふっくら。所々カサカサしていたのもつるつるになった。

ふくらはぎのはたけ(マジックテープのざらざらみたいな感じ)もなくなった。それもアトピーだったのかと驚かされる。

頭は掻きむしってしまって、生傷がたえない。(どうせこれからミトンは外すんだと、自暴自棄になっていて、1日中はつけていなかった。)

ちなみに頭は、ミトンでこすってしまうので、すぐカサカサになり、これは先生が話した手洗いと一緒なのかな、と思って、ロコイドを何度も塗った。

その他は、1日3回。

 

2020年4月17日(3か月2週)

頭を引っ掻かなくなった。先生からはアトピー治るとよく眠るよ、と言われていたが、たしかによく眠るようになった。(今までは昼寝が1時間だったのが、2時間~3時間寝ることも)

それは月齢があがって、成長したからかもしれないけど、頭から耳を引っ掻かなくなったのは、目に見えてわかることだった。

ごめん…くせではなかったんだね(:_;)

 

2020年4月21日(3か月2週)

1週間の1日3回ロコイドが終わって、1日2回ロコイド+保湿剤になる。

肌は変わらずいい調子。こんなに肌って白いんだ、きれいだったんだ、と改めて思う。

 

2020年5月1日(3か月3週)

肌の経過を先生に診てもらう。問題はなし。

これからは、1日1回のロコイド、2日に1回のロコイド、とステロイドの使用が減っていくが、目的は、このきれいな肌を維持することであって、ロコイドを減らすのが目的ではない、と言われたのが印象的だった。

今はこのきれいな肌のまま離乳食を迎えるのが目的であって、それと、うちの子にロコイドがどのくらい必要か、みているだけ。

また悪化したら(かゆいしぐさ、赤くなったり)すぐに1日3回に逆戻り。それで良くなったとしても、もう一歩ステロイドの量を増やした地点からスタートになる。

目的は肌をきれいな状態に保つこと。

この目的が絶対にぶれちゃいけない、と思った。

それから、1日3回だとか、1日1回だとかも、部位によって分けるように言われる。正直、めっちゃ大変じゃん、と思ったけど、一番最初の全身ロコイドの時に、つるつるなのにココ塗るのかぁーと思っていたから、カサカサする所、つるつるする所はちゃんと分かれてる。

そして、もう次回の来院はなかった。

あとはあせもとか、ひどくなったらまた来てね、という感じで、自立をうながされているこの感じは、すき。

いくら子供は医療費がタダとはいっても、甘えちゃいけないよな、と思う。

判断がつかない、最初のうちだけは何度か行くことになるとは思うけど、私も学びを積み重ねて、二人目、三人目の子供の時は、ちゃんと判断がつくお母さんになりたいと思った。

 

2020年5月5日(3か月4週)

病院へ行った日からロコイドが1日1回になった。そのせいなのか、このGWの暑さのせいなのか、赤いぽつぽつがでてきた。(ふくらはぎ、足の甲、口の下)

口の下はよだれが原因だと思うので、そこは1日1回。足の甲からふくらはぎは、アトピーだと判断して、1日3回へと変える。頼む、治ってくれ。

 

2020年5月7日(3か月4週)

ロコイドを1日3回にしても、足の甲からふくらはぎにかけてが良くならないので、病院へ電話した。

コロナの影響なのか、電話で相談ができたのはありがたかった。

あせもにしろ、よだれかぶれにしろ、とにかく肌荒れは治す!

ということになり、明日から、口の下もロコイド3回になりました。

よだれで薬はすぐに流れちゃうから、また何度も塗るんだろうなぁ…不安。

やっぱりステロイドは、なんか不安だよね(:_;)

 

2020年5月16日(4か月1週)

9日間かかって、ようやくふくらはぎのアトピーがきれいになった。

2日に1回のロコイドでは、だんだん、アトピーがよみがえってきて、

背中、ひじ、わき、首、頬、頭、が少し赤くなってきたので、1日3回のロコイドを塗ってきれいにしていかなければ。

それでも、ふともも、お腹、おでこ、は赤くならない。

部分によってこんなにも違いがあるんだな~と改めて思う。

それから、面白そうな本を見つけた。

『世界最高のエビデンスでやさしく伝える 最新医学で一番正しい アトピーの治し方』

これだけでは、なんだかあやしく見えるので、どんな内容が書かれているのか、本のタイトルにリンクを貼りました。

気になる方はご覧ください。