毎日絵を描いている人ってすごいと思うんだよね。
毎日アイデアがあるってことでしょ。
それってすごいことだと思うんだよね。
毎日何かしらのアイデアや設定があって、それを自由に落書きれるように描いているのがすごい。もはや体の一部。
私はなんか面倒くさい人間で、そのせいで描かなくなってる気がするから、もったいないと思うようになった。
もっと自由に創造の羽を広げていいんだって。
設定を考える時に、これを考えたら物語にしなければならない、っていうことにとらわれすぎて、最初の一歩が億劫なんてばかだ。
まさに宮崎さんの言っていたイメージボードを描いてみる、だ。
あとは需要なんてないだろうから、これはマンガにならない、って結果を決めつけて、最初の一歩が出ないなんて、あほかって。
それがどれだけ自身の発想にふたをしているか。
先を考えていない人が成功しているのは分かってる、子供は何も考えていないから、無駄の積み重ねの上にキラリと光る時がある。
そうだとは思っても、これはなんだ、一体いつ染みついたのか。
先を考えて、一歩が出なくなってしまうんだ。
油断するとすぐに。
マンガにならなくても、需要がなくても、自分の好きなことを描こうって決めたじゃないか。
それならもう強制的に、そんな時間をとってやる。
30分でも1時間でも。
そしたら、好きなことなんだもの。やるよ。絶対。
だから私の一歩を制限していたのは、結局、こんなことしていていいのだろうか、という罪悪感なんだろう。